----- Original Message ----- 
Sent: Sunday, November 26, 2000 5:01 PM
Subject: [club 142] Re: 炭化コルク


AND設計　上田　様

ご指摘、ありがとうこざいます。
大きな意味で土に返るということです。
炭＝炭素物質→土の中にある
2C2+O2＝2CO2　二酸化炭素の元でもありますし、
これを植物が光合成で吸収して、O2を空気中に提供します。


自然環境にほとんど害がない＝自然環境にほとんど負荷をかけない
ということです。

高化学分子で構成された石油化学製品はどうでしょう。
石油化学製品はもともと土の中（自然界の中）には存在していないですし、
それを分解するためには相当なエネルギーを必要とします。
また多量の環境ホルモンが出ます。

環境問題という意味で建築を捉えますと、その家を長く大切に使って、
建物というゴミを出さないことが理想ではないでしょうか。
もし、ゴミとなっても自然界に出来るだけ負荷をかけないものを使うことだと考えま
す。

いずれにせよ、炭化コルクはいいものですね。

一級建築士事務所　SHOKAN　design　　大塚　尚幹
〒225-0024　横浜市青葉区市ヶ尾町1631-6
tel　045-971-0486　fax　045-971-5148


>
> こんにちわ　ＡＮＤ設計/上田です。
> 松田さんから炭化コルクの問合わせがあったので取り急ぎ6月のＭＬ文と断熱工事中
> 写真も添付して送信・・・？何度やっても送れず、真夜中だったので断念、くやしい
> 思いをしていました。相変わらずパソコンは苦手です。大塚さんに応えて頂き安心し
> ました。
> ところで、最後の土に還るという件ですが・・・・
>
> >自然素材ですので、最終的に土に返ってくれます。
> >自然環境に出きるだけ負荷をかけないようにと、今回採用しました。
>
> 炭化していますから炭です。土には還らないようです。
> 私はコンクリートの土間下に断熱材として利用しています。天井や屋根断熱などにも
> 切れ端を並べて使え、捨てない工夫を考えています。
> コルクは伐採しないで表皮だけを採る他に自然調和的にも便利で
> コルク床材も来月完成の現場で自然の浸透塗料を塗布したものを使います。炭化コル
> クは自然に還りませんが、リサイクルよりずっとましな再利用が出来ますし、コルク
> のもつ自然へのやさしさを考慮すると調和的だと考えています。
>
> 臭いもしなくなったようで安心しました。
>
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> 上田恵三　（Ｋｅｉｓｏｈ　Ｕｅｄａ）
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> 人、環境、家にやさしく、いい”間”を創りたい
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