----- Original Message ----- Sent: Sunday, January 14, 2001 4:15 AM Subject: [club 184] RE: 質問なのですが。 とみた@大阪 さん、こんにちはアマ設計/南と申します。 私の過去の経験ですと確かに建替えられる家の年齢は平均 24〜5年ぐらいかと思います。(バブルの頃は異例も有りましたが) それ以降にする人の多くは愛家のメンテをこまめにしている人か、 借家か何等かの理由で建替えれずその場しのぎの補修でだまし だまし住み続けているかです。 土地、建物の価格は買う時期に関わらず私のような庶民 には常に高めなのが問題の1つでしょう。 当時精一杯頑張って取りあえず買った土地と建物はしだいに 手狭になりゆとりの出来た頃に広い土地を買い家を建てる人、 その人が売り出した家を買った人はリホームを考えるが手入 不足の建物を諦め解体、勿論土地だけを買ったつもりの人は 即解体ですね。 少し前の時期に投資のつもりで建てた人はなおさらその家に愛着などほぼ 皆無ですね。愛着が有れば設備の交換を含めリホームは可能ですので >「住宅の寿命は25年くらい、たとえ躯体が大丈夫でも設備が寿命を迎え、進化してい >る新しい設備に対応できないし、修理をするにも部品が製造終了していてそれも難し >い。」 の理由は違うと思います。 例えば、多くをお任せで、とんとんと3〜4ヶ月で出来る家と、共に8〜12ヶ月掛けて 創り上げた家に対しての思いは違うでしょうね。 それは仕方ないですねと言う理由によって解体される場合も多く有りますが、しっかり 施主も参加し、建てた家の寿命は比較的長いです。 家の建替え周期の短いポイントは、国民性も有りますがその家にどれだけの愛着が 有るかが最大の理由だと考えます。   >35年前のプレハブ住宅はさすがにもう、ほとんど見かけませんが ここ20年、25年で >建てられた住宅はどうなるのでしょう?住む人が子供さんの代になってくると、どう >なるのでしょう?全てこのままゴミになるのでしょうか?あまりにも膨大な量だと思 >うのですが。このサイクルが繰り返されるのでしょうか?家を建てている専門家の方々 >はどのように考えているのでしょう?無知な私には疑問が膨れるばかりで・・ >皆さんはどのようにお考えでしょう、 現在でも、年年廃棄物の処分費用が上がって行き、処分場所も限が有り近い将来 解体方法も部位毎の分離解体で対応、手間の掛かる作業で建築費用の数10%を 占める時代がやってきそうで、嫌でもリホームが主に成るのではないでしょうか? それに、現在建築を考えられる方の意識は少しずつ変わってきているように感じます。 ご質問の件、まずは思いつくままです。   南  明  mail ama@osaka.email.ne.jp URL: http://www.ne.jp/asahi/ama/sekkei/ (有)アマ設計事務所 大阪市旭区新森4‐24‐25      tel-06.6956.7233  fax-06.6956.7232 Docomo-090.326.91091