----- Original Message ----- Sent: Sunday, September 17, 2000 3:44 PM Subject: [club 70] Re: つなぎ融資 ワード設計/星野 これはあまり議論をやるような問題ではないと思いますが、お金の話は やはり大切なことですので、田口さんのように建設会社からの視点と、 私たちオープンシステム実践事務所としての視点とで、両方から考察 することも悪くないと思います。ということで少し………。 > 出来高ばらいというと、公庫の中間資金が基本融資の80%おりて、 > まだ出来高が融資金額より少ない場合は、施主がその資金をプールして > おくのですね。そして毎月出来高に応じてしはらっていけば良いのでしょうか。 オープンシステムで住宅を建てる場合、第1回目の支払いに対してある程度 の自己資金を建築主が準備していると思われますので、「借入金からの支払」 が生じるのは、工事着工してから、2ヶ月半から3ヶ月後というケースも少なく ありません。 次の支払時期には、中間資金が公庫から出ますから、タイミングをうまく計れば 非常に小額、かつ短期間の借入で済みます。 中間資金が出たときには一時施主の方で「資金をプール」する状況も生じますが、 銀行側としても、また借りる側としても、その間、お金を頻繁に出し入れする方が かえって手間(場合によってはそのたびにローン設定する費用がかかる)が かかりますし、建設行為の中の資金の流れと考えるほうが現実的です。 銀行もそういう貸し方を勧めるところが多いようです。 > >■いわゆる「つなぎ融資」はいつ出るか? > >建物の上棟が終わって、中間検査に無事合格してから、などということは > >ありませんのでご安心を。 > > そういう銀行があるので困っています。 > やはり現場審査に合格しないと、公庫融資は確定しないのです。 > 設計どうりに建っていないと公庫は融資をしませんので、それ前に > つなぎ融資を出すわけにはいかないという金融機関があります。 > 銀行によって差があると思いますので、個別で相談すべきですね。   田口さんの言われることも理解できないわけではないですが、銀行が つなぎ融資をしてくれることは、自己資金に乏しい建築主でも住宅が 建てられるということで、建築主にとっては(また、支払を受ける業者側 にも)歓迎すべきことではないでしょうか。 建設行為には、資格を持った設計事務所や工事会社が、建築基準法 や商習慣に従いきちんと契約書を取り交わして行う予定調和的な行為 であるという大前提があります。 銀行側もそのような前提の元に資金を融資するわけですから、基本的に 問題はないと思います。 ------------------------------------------------    ★★★★ 株式会社 ワード設計 星野  信治    〒811-1356 福岡市南区花畑1丁目19-20     TEL (092)541-3326 ・ FAX(092)541-3633           E-mail word@df.mbn.or.jp ------------------------------------------------