From: "Shoichi Muto" To: Subject: [open-net 00130] 新メンバーです。よろしくお願いします オープンネットの皆様、はじめまして 武藤です。 サーバーに接続したら、入会の連絡とたくさんのメールが届いていまして、 感激しました。 (私、結構、感激屋です。実は) 皆様ありがとうございます。 山中さん、足立さんありがとうございました。 (なにかオスカーの授与式のようになりましたが) 自己紹介をします。 昭和31年4月10日生まれの42歳 妻と4人の子供がいます。 千葉県印旛郡白井町に住宅兼事務所があります。 営業内容は、建築に関する全てのことで、設計も施工もコンサルタントも しています。 得意分野はS造建築物です。(実は弊社は鉄骨工場も持っています。) そんな意味で少々皆様と毛並みが違うかもしれません。しかし、目指す ところは同じです。 オープンネットの皆様の懐の広さを感じています。 私は日本大学生産工学部建築工学科を卒業後、県内のゼネコンに就職しました。 この会社がすごい会社で、入社1年目の夏に4階建ての小学校の増築を1人で 任されました。 ノウハウを教えてくれる上司はいたのですが、会社の人間で現場にいるのは 自分1人。 この現場が私の建築に携わる原点となりました。 結果はなんと、新米の監督が見た現場なのに、大手ゼネコンがやった1期工事 よりも出来が良く、 設計事務所の人や、役所の人からずいぶん誉められたことを覚えています。 ただ、あまり儲からなかったので、社長からは違う意味のお誉めの言葉を 頂戴しましたが。 つまり、情熱を持って一生懸命やれば必ず結果はついてくる。という精神を この現場から教わりました。 そんな風にしてこの会社に11年間お世話になりました。 超高層ビル以外の、ありとあらゆる現場をほとんど1人でまとめてきました。 退社する時は設計室長という肩書きになっていましたが、 本来現場主義なので、各部のディテール、寸法やコストについてはこだわりが あるほうです。 私の父親は、いわゆる鉄骨屋の職人です。 ゼネコン退社後、平成2年に父親と会社を起こしました。それが弊社です。 親父が社長で、息子が専務と、良くあるパターンです。 社内的には、鉄骨工場は親父の管轄、設計事務所は私の管轄です。 会社を起こしてから気がついたのは、数千万円規模の工事のレベルの低さでした。 地元の設計事務所も工務店も勉強が足りなすぎる。言換えれば商売がうまいのかも。 私はいいかげんな設計、工事は許せない性格なので、 駄目なものはびしびし言っちゃう。駄目な図面はどんどん直しちゃう。 場合によっては自腹を切ってでも良く造っちゃう。 だから、儲からない。でも、きっと最後はわかってくれると信じていました。 プロとしてきちんと仕事をすることの意義や、満足感などを。 下で働く我々がこんなに努力しているというのに。 日経アーキテクチュアーの記事で[オープンシステム]を知り、その時は面白 いな程度の感想でしたが、 オープンネットのホームページを見たときに、背筋がゾクゾクするような 衝撃を感じました。 そこにはまさに真理がありました。技術も努力もない設計事務所も、 工務店も必要ないです。 これが全国に広がって、当たり前のようになったら、建設業界だけでなく、 世の中全体が良くなるはず。 流した汗が報われる世の中でなければならないし、それを実現できるのが [オープンシステム]だと思う。 自己紹介だかなんだかわからなくなりましたが、気持ちはお解りいただけたと 思います。 これから具体的にどうすれば良いのか、解らないところもありますが、 自分なりに精一杯やるつもりです。 皆様とは一生のお付き合いになると思います。 どうぞよろしくお願いします。 虚嵩。建設一級建築事務所 武藤 昌一 Shoichi Muto compass@mxw.mesh.ne.jp