お薦めの一冊
日本のマンションにひそむ「史上最大のミステーク」
赤池学・江本央・金谷年展 薯
TBSブリタニカ青嶋正美 1999/08/24
今日27日あるセミナーに行った。50人ぐらいかと思ったら何と東京の行政のひと、国会 議員も入れて1400人いました。環境新聞社主催の、"地球環境問題・エネルギー問題解決へ向けた緊急提言、「今すぐに求められる"内断熱"から"外断熱"へのコンクリートシテイ革命−ドイツ、スウェーデンからの警告−」というものでした。
これは今売れている「日本のマンションにひそむ史上最大のミステーク」と言う本に沿ったものでしたが、これを書いた一人、江本央という人は北海道の業界では有名で、通気層の江本(江本工業)、無落雪の山口昭(木の城たいせつと言うハウスメーカー)と言われている二人の一人で、共通してるのは消費者には絶大な支持を受けている人ですが、北海道の行政や学者、同業者には無視され続けている人です。
4.5年前から名前だけは知っていましたが、2.3日前にこの本を買って、仕事ほったらかしで一日で読みました。妻からセミナーが東京であるときいて早速申し込んだのが今日のセミナーでした。パネリストにドイツ、スウェーデンから建築物理の専門家が来て話してくれました。なぜ日本のマンションは20-30年しか持たないか、それは外断熱にしてないからと言う。すでにドイツ、スウェーデンでは30年前から外断熱のビルしか建てていないそうです。日本のビルが内断熱にしている事が信じられないとも言っていました。
健康問題、省エネすべてこれで解決する。消費者団体の小若順一さんが今迄VOCなどに的を絞ってきましたが、外断熱にする事によってダニ、カビによるアトピーの問題が解決するならこれを議員に働きかけて法制化を目指したいと言っていました。
だれかが、今迄建築設計をしていた人は何をしていたんだと言ってましたが、ちょっとはずかしい気がしました。これは建築革命だと言ってもいましたが、オープンネットに通じるものがありますね。私にとって山中さんも江本さんも山口さんも、これからの建築の方向を示唆してくれたと思ってます。
ぜひ一読を。
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