オープンネットニュース
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建設工業新聞 2001年11月28日 2001.12.05
掲載内容

新潟第1号住宅の設計進む

来月上旬専門工事業者向け説明会
      田中建築設計(長岡)が担当

 田中建築設計事務所(長岡市緑町、田中幸人代表、0258・21・3650)は、オープンシステムを採用した新潟県内の第1号物件となる住宅の設計を進めている。12月初旬には専門工事業者向けに同システムの狙いや今回の物件について紹介する説明会を開き、続いて同中旬に見積り説明会を行う予定だ。
 オープンシステムは、CM(コンストラクション・マネジメント)の一種であり、住宅メーカーや工務店を通さず、設計事務所が窓口となって個別の専門工事業者と直接契約し、施工の監理まで責任を持つ。コストの透明性を確保できるほか、設計の意図を現場で正確に反映させられる。
 全国的な広がりを見せる同システムだが、新潟県内の会員は27日現在で同社のみ。第1号となる住宅は亀田町で計画されており、規模は木造2階建て、延床面積約190平方b。施工を担当する専門工事業者については「まだ白紙の状態」(田中代表)であり、見積り価格や技術力などを検討した上で選定する。
 県内初とあって、同システムに対して十分な理解が浸透しているとほ言い難い。「価格が安くなる」面ばかり強調されがちだが、田中代表は「大量生産住宅では置き去りにされていた顧客一人ひとりの満足感こそ最大のセールスポイント」という。年間12棟ペースで手がけていきたい考えだ。

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