オープンネット・ニュース 2000.02 Vol.4
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巻頭言から |
最近思うこと
アイ・シー企画(株) 代表取締役/長谷川浩一 インターネット、IT革命、Iモード、ISDN、Eメール、WEB、URL、デジタル、・・・・、最近やたらとカタカタ文字が氾濫しています。果たしてどのくらいの人が理解をしているでしょうか。私たちに売り込みにくる営業員も完全に理解している人は何人いるでしょうか。人間が機械に振り回されている、だから故障をしてしまうとどうしようもない。だけど時代の流れだから着いていくしかない。滑稽な話です。建築の世界にも同じような現象が起きているのではないでしょうか。いろいろな技術の開発、古い物から新しい物への脱皮、それ事態は別に問題ではないのですが、それを取り扱う人間が果たして対応ができているだろうか?昨今情報が桁違いの量で溢れています。正しい情報もあれば、いい加減な情報もあります。しかし一般人はそれが正しいか間違っているかではなく、メディアに載れば正しいと大方判断してしまいます。 阪神淡路大震災から5年、当時欠陥とか手抜き、最近ではトンネル、高架橋のコンクリート剥落事故、建設に携わる技術者のモラルと技術力に疑問が投げかけられています。これらの情報が正しいか、間違っているかきちんと判断しお客様に説明できるかどうか。オープンシステムに取り組むことは、技術者としての原点に立ち戻り正しい判断をし、しかもスピーディーに答えを出す。これができるかどうかに掛かっています。そしてその職能をお客様のためにフルに活用する。これがオープンシステムに取り組む設計技術者に課せられた条件だと思います。 |
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