オープンシステムQ&A
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Q1.オープンシステムの最大の特徴は何ですか?

  • 従来の一括請け負い型から、お客様の主導による分離発注型へと転換したことです。
  • お客様とオープンシステム設計事務所がパートナーシップを組んで、建築のプロセス全体を統括しながら進めます。

Q2.ゼネコンや工務店は参加しないということですか?

  • タイプ1はゼネコンや工務店は参加しません。完全分離発注型です。
  • タイプ2はゼネコンや工務店も参加しますが、見積を分析、検討して下請け会社(専門工事会社)を入れ替えます。
  • 建築の内容によってはタイプ1、タイプ2の変形、応用型を考えています。

Q3.ゼネコンや工務店抜きで建築は可能でしょうか?

  • 海外ではプロジェクトマネジメント/コンストラクションマネジメントとして定着しています。むしろ日本の一括請負型のほうが特殊です。
  • 建築現場におけるノウハウや技術は、専門工事会社にあります。設計者が統括することは十分可能です。
  • 設計者はお客様の委託を受けて、中立な立場で業務を推進します。建物の質を向上させるためには、むしろ望ましいことです。

Q4.お客様(施主)にとって面倒なのでは?

  • 実務上は、お客様の委託を受けた設計者が大部分の業務を行います。ただし、全て業者にお任せの方が良い、という方にとっては面倒な方式です。
  • 面倒な分だけ、重要な部分での意思決定への参加、無駄な費用の削減、質の向上、透明性の確保等、何倍ものメリットがあります。

Q5.工事中に専門工事会社が倒産したら?

  • ゼネコンや工務店が一括で請け負っても、倒産する場合はあります。その場合の被害は甚大です。
  • オープンシステムの場合は、専門工事会社の入れ替えで対処します。業種毎に出来高払いをしているため、実害は最小限です。また、その場合の増額分も、オープンシステム補償共済が適用されます。

Q6.完成後の保証やメンテナンスは?

  • 私たちオープンシステムの設計事務所が窓口となり、工事を施工した専門工事会社と共に対処します。これはゼネコンや工務店も同じです。
  • 万が一重大な欠陥が生じた場合は、オープンシステム補償共済で完成引渡し後10年間の保証をします。(大手損害保険会社と共同開発)

Q7.どのような実績があるのですか?

  • 1992年にオープンシステムを始めて以来、1998年末時点で、全国で約100件の実績があります。
  • 住宅、マンション、店舗、工場等、あらゆる建物に対応しています。

Q8.契約と支払いはどのように?

  • お客様とオープンシステムの設計事務所は、建築士業務委託契約を交わします。業務の進行に応じて報酬を支払っていただきます。
  • お客様と各専門工事会社は、それぞれ工事請負契約を交わします。出来高に応じて支払っていただきます。
  • 支払い予定日と金額は、工事着工前に一覧表であきらかになります。現場での変更や追加が発生しないように、設計段階できめ細かい打ち合わせが行われます。

Q9.オープンネット株式会社を設立した目的は?

  • 個々の設計事務所では解決することが出来ない問題を、ネットワークで結ぶことによって解決するためです。
  • 全国各地の事例や情報を集めて、分析、整理し、オープンシステムの設計事務所が利用できるようにするためです。
  • 建築資材の流通を改革し、よりいっそうお客様のお役に立てるようにするためです。(OEM<相手先供給ブランド>商品を開拓し、商社、代理店、建材店を通さないで、直接お客様に販売しています。)
  • 建築中や完成後の建物を保証し、お客様に安心してご依頼いただけるようにするためです。(大手損害保険会社と共同でオープンシステム補償共済を開発しました)

Q10.住宅金融公庫は利用出来るの?

  • オープンシステムで建設する住宅も、勿論住宅金融公庫を利用することが可能です。「分離発注」あるいは「直営工事」で申請します。

Q11.瑕疵担保責任はどこが受けるの?

  • 瑕疵担保責任は基本的にはそれぞれの専門工事会社が負います。ただし、どの専門工事会社の責任なのかを特定することが困難な場合が生じる可能性もあります。この場合はオープンネット補償共済が瑕疵担保責任を負います。設計事務所への委託料を含めた建築工事費の7/1000に相当する掛け金を払うと、オープンネット補償共済の補償を受けることができます。
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