比較項目
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オープンシステム
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従来の一括請負型
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時代性
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世界の中では一般的な方法。日本でも広まりつつある。
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日本独特のスタイル。
現状では無理が生じてきている。
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依頼者の位置
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依頼者は計画、設計、発注、管理に積極的に参加できる。
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依頼者は自分の建物に関わらず、受動的な位置付け。
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依頼者と設計者の関係
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設計者は依頼者から委託され、責任を負い、依頼者の身になって行動する。
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設計者は建設会社の社員であり、会社の利益を中心に考えざるを得ない。
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契約関係
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設計監理は業務委託契約。工事は分離発注。
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設計施工を一括で工事請負契約。
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基本設計
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自由設計。個性的。
自由に情報を選択。
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従来型。企画型。
業者にとって都合の良い偏った情報。
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実施設計
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詳細な設計。
正確な見積が可能。
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簡易な設計。
正確な見積が出来ない。
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価格の透明性
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専門工事会社から見積を取り、依頼者に原価を公開。透明性大。
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原価は非公開。不透明。 専門工事会社の原価に、経費や利益を上乗せ。
正確な見積が出来ない。
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競争原理
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専門工事会社毎に見積を取ることにより、競争が生じる。
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通常、下請会・協力会という限定された中でしか見積を取らない。
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工事監理
(品質)
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工事は依頼者から委託された設計者が監理。
第三者的立場。設計者が審判員。
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工事を請け負った会社が、自社の社員で監理。
中立性に欠ける。審判員が不在。
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現場での変更
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計画、設計、監理を同一の設計者が行うため、変更がおきにくい。
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営業、設計、現場と担当が分かれるため、変更がおきやすい。増工事。
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増減工事の対応
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価格が正確に算定できる。
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価格が一方的。チェックする方法が無い。
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顧客の満足度
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専門家と共に結論を出した。価格の比較が出来た。個性的な建築が出来た。
満足度大。
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業者ベースで進んだ。価格の比較が出来なかった。個性が出せなかった。
不満が残る。
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