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建築場所:東京都荒川区町屋 建物構造:耐火構造鉄骨4階建て(1階半地下) 敷地面積:68.61u 延べ面積:163.40u 2世帯住宅 4月 既存建物解体工事 地盤調査 4月 下旬地鎮祭 5月 上旬業者契約 5月 下旬着工 11月 竣工予定 |
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●事例報告 建築場所は東京下町、人情の厚い隅田川沿い昔ながらの住宅密集地で軟弱地盤です。建主様のご要望は、地震に強く、夏冬快適に過ごせる特に冬暖かい住まいをご希望。当事務所としてはご要望を十分に満たせる様、鉄骨4階建て、高断熱高気密住宅を提案。建築場所は地耐力も低いために、極力建物自体の軽量化をはかる事に。 【基礎】 不同沈下と全体的な沈下抑制の為に何千年も前からある玉石工法を進化させた「トップベース工法」を採用した基礎。 【外壁】 ALC版の内側に気密性確保の為に100倍に膨れる発泡断熱材アイシネンを使用。仕上げは、デザインパネルの上に結露緩和のために湿気を放出できる様透湿性の塗装を吹き付ける事にしました。 【床 】 コルクタイル貼り(冬、素足で歩ける様、又福祉住環境を考慮しての選択)。 【窓 】 ペアガラスの断熱サッシを使用。 【換気】 階高が低いためダクト採用が難しく、ダクト無しの第3種換気として「三菱エアフロー」を選択。IHヒーター使用、レンジフードは換気も考え同時吸排型。掃除機はセントラルクリーナー使用(各階での取り扱いの便利性、部屋の空気を汚さない) 【内壁】 自然素材の壁紙を使用(お子様が多少アレルギー性の為配慮)。 【色彩】 特に階段の手すり、段鼻部分には色を変え注意を促す配慮を。 以上、概要を簡単にご紹介しました。建主様ご夫妻にお二人のお子様そしてご両親の皆様と共に打合わせを重ね工事着工を迎えました。本当に生活しやすい、安全と健康、福祉住環境をも考慮した、快適な住空間がここに完成しつつあります。建主様は、当社に依頼する前、他社より見積りをとり寄せて検討されましたが今回オープンシステム手法の見積り坪単価の方が安く、なおかつその時点では考えてもみなかった高断熱高気密仕様が可能になり、「オープンシステム」タイプU が大いに活かされた結果となりました。建主様にとっても思いがけない利益獲得が出来たのではないでしょうか。 |
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(代表取締役/青嶋正美) | |||||
●T邸新築工事に携わって 「オープンシステムの家づくり」ならではのハードなそしてやり甲斐のある業務を経験中です。お客様と打ち合わせを10数回(現継続中)、各専門業者との直接交渉、及び商談、個々の見積り中身の綿密なチェック(これら全てお客様に公表)、全てオープンに進めますので住まいづくりのパートナーとしては本当に素直な気持ちで対処出来ています。特に今回は模型製作の担当として、一部その成果をご報告させて頂きます。建主様にとってプランのみではなかなか把握出来ない部分が出てきます。説明しても簡単に理解してもらえない事も多分に。当事務所ではあえて初期プラン段階に二通りの模型を製作提示しました。立体的な視点から、間取り・窓の位置及び大きさ・天井梁の様子・採光・動線・等を御家族でチェック、検討して頂き納得のプランづくりに大きな役割を果たしました。「オープンシステム」手法には欠かせない模型の存在を改めて実感させられました。 |
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(設計部/菅原恭子・青嶋一哲) |
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