既存の建築業界に挑戦する 建築設計事務所のネットワーク
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住宅建設技術者向けの情報誌「日経ホームビルダー」4月号で、オープンシステムの取組みがニュース追跡という形で紹介されました。
「日経ホームビルダー」は地場の工務店支援という立場を採っている情報誌です。「元請抜きで住宅建築ができるオープンシステム」
が施工棟数150棟を超え、確実に市場に浸透しつつある、なぜ受け入れられたのか。を分析しています。
本誌は結びにこうも書いています。『オープンシステムは着実に実績を重ねている。
そこには、現在の発注方式に不信感を持っている施主の存在がある。住宅会社は、オープンシステムを敵対視するのではなく、むしろ、
それを支持する施主のニーズに目を向けるべきだろう。「コストの透明化」、「施主の住宅建設への参加」など、新たな顧客ニーズに対応
していかなければ、施主にそっぽを向かれる時代が訪れている。』(P20〜P21)
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5月11日開業のホテル『マーレ たかた』で見学会が行われました。設計者の福留氏のML呼び かけで多数の会員が参加しました。以下は会員MLで流れた、出席者からの御礼のメールです。
福留様 舞鶴では大変お世話になりました。 帰りの車の中で古後さんと交した内容です。どっちが山中かは想像にまかせます。密室だからすきな ことを言っています。
「凄かったね。」
「うん、凄かった。」
「イタリアを中心に材料を輸入したのだけど、全体の雰囲気は『和と洋』がぜんぜん嫌味なく融合していたね。」
「落ち付いたところと、大胆なデザイン、金をかける部分と押さえる部分のバランスも絶妙だったね。」
「福留さんに人格そのものが現れてるね。」
「福留さん、穏やかそうに見えるけど、本当はかなり頑固であとに引かないタイプらしいよ。」
「イタリアの高速道路を200キロ近いスピードでぶっとばすと言ってたしね。」
「あれだけのホテルをまとめるエネルギーは並大抵のことじゃないよ。」
「カタログや雑誌から材料を選んだ机上の設計じゃなく、イタリア、アメリカ、香港などメーカーを直接訪ねて材料や家具を絞り込んでいったのだから。」
「イタリアのタイルメーカーだけでも40社くらい訪ねたらしい。」 「テーブル、イス、ベット、布団の色まで自分でコーディネートしたと聞いてびっくりした。」
「輸入ノウハウ、コスト管理にかけては凄いと思っていたけど、美的センス、設計能力もただ者じゃない。」
「日本の設計業界にとって、画期的な出来事といっても大げさじゃないね。」
「材料の選択肢を圧倒的なパワーで広げたのだから。」
「予算が無い場合、シナベニヤを使ったり、スレートをつかったり、トタンを使ったりして、設計者はいかに良く見せるか、涙ぐましい努力をしてきた。」
「あの努力は一体何だったのだろう。と思えてきちゃうね。」
「スレートより安い金額でタイルが貼れるんだもん。ソフト巾木と変らない金額で練りつけの上等な巾木が使えるんだもん。」
「磯崎新も黒川きしょうも、あの材料があの金額で、あの家具があの金額で、あの照明器具があの金額でできることを知ったら、もっと別の今までにない新しい材料を組み合わせた設計をするんじゃないかな。」
きりがないのでこの辺で。帰路4時間は福留さんの話しから発展して、設計思想芸術論、 美術論、人生観に至るまで有意義な時をすごせました。あらためて、福留さんありがとう。
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NEX-US連載の第3回は現代設計の西村氏。建築業界の現状を憂い、オープンシステムによる建築革命を訴える氏の思いが総ボッタクリ社会へ の挑戦という形で表現されています。
企業は太りすぎた部分を殺ぎ落とし、独立採算の取れるプロフェッショナルの共同体として再編されるべきである。そうした真のリスト ラクチャーによらなければ、今のボッタクリ・ボッタクラレル社会からは脱却できないだろう。オープンシステムの建築現場には、そうし た現代社会の目指すべき姿があるように思う。ひとつの建物を造るというプロジェクトの中で個々の職人はプロとして高いレベルの専門性 を発揮しながら完成までチームを組む。設計者はこのプロ集団を取りまとめ適切な方向へと導くプロでなければならない。
現代設計の若きホープの切り口は、 http://www.open-net.co.jp/column/col_023.html に掲載されています。ぜひご一読ください。
福岡のワード設計では、現場の監理状況を「工事進ちょく状況報告」として、ニュース形式にまとめ、定期的に専門工事会社と施主の方に、 メール配信しています。オープンネット会員のメーリングリストに現場監理の好例として話題が挙がりサンプルをUPしてもらいました。 以下、そのときのメールと添付されていた「工事進ちょく状況報告」です。
ワード設計/星野
当社が行っている「工事進ちょく状況報告」を山中さんの勧めがありましたので、リアルタイムで現場メールとして配信 してみます。工事の管理としては、皆さん行っていることで、特に目新しいものはないと思います。単純に、木造住宅の一現場の報告実例と して捉えてください。
今回報告する工事では、施主の方がインターネットをやっておられますので、施主にはもちろん、一部の専門工事会社にもメールにて 配信を、インターネットをやっていない業者には、ファクシミリで行っています。「少し先の手法」と思っていたことが、既に実現して います。また、これをきっかけに、施工業者にもインターネットを勧めると案外導入に踏み切りそうな雰囲気を感じています。
次に設計が控えている2軒の施主も、インターネットにてやりとりをしていますので(どういうわけか、どちらもご主人ではなく奥さん) 工事が始まれば、同じく配信をしていきます。きょう、内装業者に会ったので、訊ねて見たところ、やはり現場に行かなくても状況が分かる ので助かると言ってました。以下は、実際に施主からきたメールです。
本当にこれは有効な手段です。皆さんにもお勧めします。送付例は3月に着工した木造住宅ですが、今までの分を一気に送るとデータ が重くなりますのでまず4回分送ります。
ZERO建築設計でオープンネット第1号の家が、ついに竣工しました。去年の6月以来、約10ヶ月のプロジェクトの完成です。 オープンシステムでは、設計期間にかなりの時間と労力を費やします。施工が分離発注で行われる以上、明確なコンセプトを 図面化し、お客様との密な打ち合わせを重ねることで細かい仕様や収まりを決定しておかなければ、見積・施工に支障をきた すからです。建築期間10ヶ月は、決して長い例ではありません。ZERO建築設計のホームページ http://home.att.ne.jp/sea/zero-an/fin-1.htm には、その模様が、工事記録風にまとめてあります。ぜひ開いて見てください。以下抜粋紹介します。
■ お施主様であるO氏とは、昨年6月に広島市で開催したオープンネットのセミナーで知り合いました。その後何度か打合せした結果、木造2階建ての住宅をオープンシステムで建てる事になりました。
■ 平成11年11月29日
東広島市某所にて、各工事業者を集めて、お施主様との工事請負契約が行われました。
■ 平成11年12月6日
寒空の中、無事に地鎮祭が行われました。いよいよ工事が始まります。地鎮祭の後、大工さん等数名と遣方を行いました。
■ 平成11年12月24日
クリスマスイブのこの日、上棟式が行われました。見た目も一気に家らしくなり、お施主様も実感がわいたようです。12月中に屋根を葺き終えて、2000年を迎える事になりました。
■ 平成12年5月13日
竣工したばかりのO邸で、”竣工蕎麦パーティー”が行われました。ゼロ設計では、今まで手掛けてきた物件でも竣工祝いとして出張蕎麦打ちをしてきました。今回のオープンシステム第一号となったO邸でも、事務所から道具一式と自家製のそばつゆ、愛用の蕎麦粉を持参しての竣工蕎麦パーティーになりました。
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オ−プンネットによる東北第1号が平成12年4月20日に完成致しました。昨年11月から
着工し約6ヶ月に及ぶ工事を終え、トラブルもなく無事施主様に引き渡す事が出来ました。
施主様からも、オ−プンシステムで建てて良かった。「私たち夫婦が夢に描いていた理想の住まい
が完成致しました」と喜びの声を頂いております。本当に嬉しい言葉です。
引渡しの前に、建物をお借りしてオ−プンシステムの見学会を開きました。何組かのお客様がシス
テムに関心を持ち頂き、今現在MLにて打合せに入っております。第1号の完成に伴い、益々このシ
ステムが浸透する事を願い、よりいっそう質の良い建物、建築ロ−コストを目指し、このシステムに取組んでいきたいと思います。
これからの住宅建築は、買い上げる住宅から、造り上げる住宅へと、時代を変えていきたいと考え
ております。 (有)高木設計 須山
英樹
オープンネット(株)では会員を中心に各地でオープンシステムのセミナーを開催しています。従来の建築の仕組みとオープンシステム を対比させ、問題点と解決方法を解りやすく解説します。
6 | 10 | 土 | 大阪府 大阪市 西区 |
主催 | (株)富士設計 | |
場所 | (株)富士設計3階会議室 大阪市西区靭本町1-12-5 浜本ビル3階 最寄駅:地下鉄四ツ橋線 本町駅 28号出口 |
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時間 | 14:00〜16:00 受付時間13:30〜 | |||||
参加費 | 無料 | |||||
問合せ | 組織 | (株)富士設計 | ||||
担当 | 東・小川 | |||||
電話 | 06-6447-7274 | |||||
FAX | 06-6447-7285 | |||||
toshiyuki@fujisekkei.co.jp | ||||||
6 | 10 | 土 | 大阪府 大阪市 北区 |
主催 | アイ・シー企画(株) | |
場所 | アプテック(住まい情報センター3階) 地図 |
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時間 | 受付:13:00 開始:13:30〜16:00 |
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参加費 | 無料 (予約申込) | |||||
問合せ | 組織 | アイ・シー企画(株) 地図 | ||||
担当 | 長谷川 | |||||
電話 | 06-6886-4312 | |||||
FAX | 06-6886-4314 | |||||
seminar@icen.com | ||||||
6 | 10 | 土 | 鳥取県 米子市 |
主催 | (有)山中設計 | |
場所 | 山中設計内 米子市米原5-3-20 |
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時間 | 13:30〜 | |||||
参加費 | 無料 | |||||
問合せ | 組織 | (有)山中設計 | ||||
担当 | 赤井 | |||||
電話 | 0859-23-3343 | |||||
FAX | 0859-23-3493 | |||||
akai@open-net.co.jp |
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![]() mailto:staff@open-net.co.jp |